コロナ禍の夏、挑むウナギ店 土用丑向け、静岡県内集客手探り(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店が打撃を受ける中、静岡県が誇るウナギ産業も苦境に立たされている。今年は稚魚のシラスウナギが久々の豊漁とはいえ、外食の自粛による消費の落ち込みは深刻だ。コロナ対策を講じつつ、新たな客層をいかに確保するか―。21日の土用の丑(うし)の日も、料理店では苦闘と挑戦が続く。  “ウナギのまち”で知られる三島市で、6月末にオープンした「日本料理 寿司・うなぎ処京丸」。新型コロナの影響で休業に追い込まれる料理店が多い中、塚本和弘社長(56)が、老舗料理店がひしめく三島でとの思いで出店に踏み切った。JR三島駅南口に完成した東急ビルの一角。ウイルス対策の噴霧器の設置などで感染予防にも余念がない。「いずれ人出も増えてくる。今後が楽しみ」と塚本社長。  約30店舗が加盟する浜松うなぎ料理専門店振興会(浜松市)の高橋徳一会長(70)は「観光客減でどの店も打撃を被った」と影響を語る。オーナーを務める「うなぎ八百徳」も新型コロナ感染拡大の影響で来店者が激減し、売り上げが大きく落ち込んだ。  客足が途絶える危機感から振興会は4~6月、テークアウト用の弁当を通常より千円以上安い2200円で提供するキャンペーンを企画。15店程度が参加し、八百徳では3千食が売れた。「店内より家で食べたい需要にマッチした」と高橋さんはみる。  水産庁によると、養殖池に入れた今漁期のシラスウナギの国内漁獲量は過去最低だった前シーズンの約4・6倍(17・1トン)。一部スーパーではかば焼きなどの価格を少しお手頃にしているが、水産卸売業者らによると、価格への影響はまだ限定的とみられる。

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(2020/07/21)