F1ハンガリーGPでフライング疑惑のボッタスはお咎めなし。「我々の判断基準は検知システム」とFIAが説明(motorsport.com 日本版)

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 F1第3戦ハンガリーGPの決勝で、2番グリッドのバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、ステアリングのダッシュボードのライトに気を取られた結果、スタートライトが消灯する直前にわずかに動いて停止。その後、再発進した。これを見たフェラーリのセバスチャン・ベッテルが、無線でチームに「ボッタスがジャンプスタートをした」と伝えていたが、結果的にボッタスにペナルティは科されなかった。 【動画】2020年F1第3戦ハンガリーGP決勝ハイライト  オンボード映像を見る限り、確かにボッタスがスタートライト消灯前に動いたように見える。しかしながら、最終的にペナルティの有無を判断するのは、グリッドに組み込まれている検知システムであり、FIAのF1レースディレクターであるマイケル・マシ曰く、検知システムは反応していなかったという。  これと同様のケースは、昨年の日本GPでも起こっている。ライトが消える前に動いたように見えたベッテルが、検知システムが反応しなかったことを理由にペナルティを逃れている。 「ジャンプスタートの判定方法はスポーティングレギュレーションによって明確に決められていて、何年にもわたって同じプロセスが用いられてきた。各車についているトランスポンダーで判定をするのだ」とマシは説明する。 「コースにもセンサーがある。昨年の日本GPでも見られたように、それには許容範囲があり、判断材料のひとつとなっている」 「そのため、(ボッタスの件について)それ以上調査することはなかった。我々はタイムキーパーと話をして、全てのデータを確認し、それで問題は解決した」  ボッタスが制裁を逃れた一方、今回のレースで別件によってペナルティを受けたドライバーがいる。ハースのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンである。彼らはフォーメーションラップ中にチームの指示を受けてピットインし、ウエットタイヤからドライタイヤへと交換したが、このようにフォーメーションラップ中にドライバーを支援することは許されていない。 「2017年には、フォーメーションラップでチームがドライバーにどのようなコミュニケーションを行なうかを明確にした技術指令が出されており、これは『ドライバーは誰の助けも借りずにひとりでマシンを運転しなければならない』というスポーティングレギュレーション27.1条に関連している」とマシは言

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(2020/07/21)