南部・台南で100年前のポンプ場よみがえる 「日本製」パーツも/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台南中央社)南部・台南市で、約100年の歴史を持つとされるポンプ場の修復がこのほど完了した。一部は稼働できるという。今後は予約制のガイドツアーが行われる見通しで、建設当時から同じ場所で、動く状態で展示される数少ないポンプ場となる。内部には日本製やスイス製のエンジン、弾み車などが残されているという。 ポンプ場は、台南市文化資産管理処が最近、調査中に偶然発見した。同処は日本統治時代、嘉義・台南一帯に水を引くために整備された農水施設、嘉南大圳に関する史料に基づき、ため池などの調査を行っていた。ポンプ場は市郊外の人工池、菁埔埤のそばにあり、木の葉や枝に覆われて気付かれにくくなっていたという。 同市政府文化局の葉澤山局長は、ポンプ場は当時、周辺一帯の農業において重要な役割を担っていたと説明しつつ、嘉南大圳が建設された後は徐々に使われなくなったとの見方を示した。 市は文化部(文化省)からの補助を得て、南台科技大学に修復を委託。およそ1年かけて修復され、動くようになった。20日に視察に訪れた黄偉哲市長は、生きた文化の教材だと喜びを示した。 (楊思瑞/編集:楊千慧)

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(2020/07/21)