MBCとKBS、検察・メディア癒着と決め付け報道…「公営放送が政治工作の先頭に」(朝鮮日報日本語版)

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 東亜日報系のテレビ局、チャンネルAのイ・ドンジェ記者と韓東勲(ハン・ドンフン)検事長が盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の柳時敏(ユ・シミン)理事長によるシルラジェン事件への関与疑惑を取り上げようと共謀した会話記録を検察が入手しているとするKBSの報道が誤報と判明し、波紋が広がっている。  問題の会話記録は今年2月13日、イ元記者が釜山高検に韓検事長(現法務研修院研究委員)を訪ねた際の会話を同席したチャンネルAのB記者が録音したもので、別名「釜山会話録」と呼ばれる。イ元記者の弁護人が19日、問題の会話内容を公表して反論すると、KBSは内容の一部が誤報だったと謝罪した。  その後、法曹界からは20日、「公営放送が政治派閥的な目的で政治工作の前面に立っている」との批判が聞かれた。検察内部からはKBSに捜査上の機密を漏らした検察幹部の名前が取り沙汰され、「監察の必要性」が叫ばれている。KBSも現経営陣に批判的な公営労組が「小説を書いたのか?政権の太鼓持ちだったのか?」と題する声明を発表したことから、局内での事態収拾に躍起だ。 ■KBS、「総選挙工作」強調しようとして誤報  3月31日に始まったMBCニュースデスクの報道は「検察・メディアの癒着」が主体だったのに対し、KBSの18日の報道は「総選挙工作」疑惑を強調することに焦点が合わせられている。これはMBCに情報提供したC氏も主張していたもので、開かれた民主党の黄希錫(ファン・ヒソク)最高委員も加勢していた状況だった。  「情報提供者X」だったC氏は時事ジャーナルのインタビューで「自分は時間にこだわらなかったが、チャンネルAは3月末、4月初めを強調した」と主張した。しかし、イ元記者側が19日に示したC氏との対話記録に内容は正反対だ。C氏が「4月の総選挙前に話せば、助けてもらえると思ったものだ」と述べたのに対し、イ元記者は「なぜ総選挙のことを考えるのか」「総選挙の前であれ後であれ関心はない」と話している。KBSは「釜山会話録」に「総選挙で野党が勝利すれば、尹錫悦(ユン・ソギョル)総長に追い風になると言うと、韓検事長からは支援するという言葉と励ましの言及があった」などと報じたが、翌日には誤報だったと認めた。

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(2020/07/21)