「体内で繁殖する危険ない」と言うが…ユスリカ水道水の恐怖高まる=韓国(2)(中央日報日本語版)

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◆ユスリカとチョウバエの流入経路は異なる 水道水からどの種類の幼虫が見つかったかも原因を突き止める際の手がかりとすることができる。 仁川水道水から発見された幼虫は、ユスリカ類の一種だと確認された。ユスリカの幼虫は澄んだ水はもちろん、4級水のような腐った水でも生き延びることができ、水がどれくらい汚染されたのを知る水質汚染の指標種でもある。1~2ミリ程度と細く短く、針金形のミミズまたは濃厚な赤色を帯びたイトミミズとよく似ている。 ユスリカは晩春から夏の間、水温が高いときに貯水槽や水道の蛇口、ホースなど停滞したところに卵を産む。特に、ユスリカの幼虫の場合、塩素に対して強い抵抗性を有していて、残留塩素50ミリグラム毎リットルで48時間処理後も生存するとの報告があるほどだ。 このため、浄水場内の開放されたところや排水池、管破損部位などを通して水道水供給過程で流入することができる。 これとは違い、京畿坡州市などで見つかった幼虫はチョウバエの幼虫であることが確認された。チョウバエはハートの形をした羽を持つ害虫だ。主に浄化槽やトイレ、排水口など汚い場所に卵を産んで繁殖する。 チョウバエはユスリカとは違い、残留塩素のために水道水で長時間生き伸びることはできないことが分かっている。チョウバエの幼虫は水道管を通した流入というよりもトイレや流し台の排水口を通じて発生した可能性が高い。 ◆「ユスリカの幼虫、体内で繁殖しない」 不安が高まり、オンライン掲示板などには水道水を飲んだり料理やシャワーをしたりしても大丈夫かとの質問が数多く寄せられた。仁川市は水道水の飲用は控えてほしいと呼びかけながら、ミネラルウォーターや給水車などを支援している。 水道水市民ネットワークによると、ユスリカは人体で生存が可能な寄生虫類ではない。あるいはユスリカの幼虫を口に入れたとしても、体内で繁殖したり成長する危険はないので駆虫薬を服用する必要はないという。 国立生物資源館のパク・ソンジェ研究官は「海外でユスリカがアレルギーを誘発するという研究結果があったが、これは大量に取り扱ったケースに該当する」とし「国内ではユスリカによる被害事例が報告されたことはない」と話した。 専門家はただし、ユスリカの幼虫が水道水に流入したと疑われる場合、歯磨きをしたり飲んだりなど口の中に直接入れることは控えたほうがいい

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(2020/07/21)