【車いすバスケリレーインタビュー 男子Vol.4】知野光希「何もなかった自分に自信をくれた車いすバスケ」(バスケットボールキング)

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 車いすバスケットボールを始めたのは、小学5年の時。地元で開催された大会を観戦に行ったことがきっかけだった。 「物心ついた時から車いす生活だった僕は、自分に自信が全くありませんでした。だから正直、“障がい者スポーツなんて、大したことないんだろうな”と思っていました。でも両親に誘われて大会を観に行ったら、すごく迫力があって、かっこよかった。ひと目見て“やりたい!”と思いました。一番は自分に自信をつけたかったんです」  すぐに新潟WBCに加入し、練習を始めた。日常用の車いすとは使い勝手が違う競技用車いすの操作にも、それほど苦労することなく、すぐに慣れたというから、やはり潜在能力は高かったのだろう。知野は、週末に行くチームの練習が楽しくて仕方なかった。  当時の知野は、引っ込み思案の性格で、自分から発言することはほとんどなかった。しかしその一方で、実は負けず嫌いでもあった。たとえ遊びでもゲームなどで負けると、悔しいという気持ちが沸き起こった。だが、それを表に出すことはなかった。  そんな知野が本来の負けん気の強さを出すようになったのは、中学3年の時に初めて呼ばれた男子U23育成選手の強化合宿がきっかけだった。 「全国から選抜された優秀な選手ばかりが集まる中、果たして自分はついていけるのか不安しかありませんでした。案の定、もうボロボロでした(笑)。試合形式での練習では、ほかの選手のスピード、切り替えの速さに全くついていけなかったんです」  そして、こう続けた。 「でも、みんなに負けたくないと思いました。自分だってやれるというところを見せたいと」  同世代からの刺激を受けた知野は、さらに練習に打ち込むようになった。

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(2020/07/20)