長時間労働の町職員自殺 町長が遺族に謝罪 遺族が求めたのは… 北海道標津町(HBCニュース)

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 去年、道東の標津町の職員が自殺した問題。19日、金澤町長が遺族のもとを訪れ謝罪しました。息子に過酷な長時間労働を強いた町に、遺族は何を語ったのでしょうか。  「こんなことになって本当に申し訳ない」(標津町・金澤瑛町長)  遺影を前に土下座をし、頭を下げる標津町の金澤瑛(かなざわ・あきら)町長。商工観光課に勤めていた鈴木雄大(すずき・ゆうだい)さんが、自ら命を絶ってから1年。ようやくの正式な謝罪です。  修学旅行の受け入れなどを担当していた雄大さん。しかし、人事異動によって膨大な作業を1人で担い、業務は例年の3倍以上に増えました。自殺直前の2か月間の時間外労働は、月平均146時間にのぼりました。  「こうやって追い詰めてしまって…こういうことになったわけで…悔いても悔いても…」(標津町・金澤瑛町長)  町は過重な業務が自殺の原因として、法的責任を認める報告書をまとめ、19日、遺族に謝罪しました。これに対し雄大さんの両親は…  「(謝罪を)息子がどんな気持ちで待っていたか考えて下さい」(鈴木雄大さんの父・省三さん)  「息子は守ってもらえなかったけれど、職員さんたちを守って下さい。それだけは約束して下さい、雄大に」(鈴木雄大さんの母・龍子さん)  両親は、雄大さんのような若者が苦しむことが二度と起きないようにと、再発防止策の徹底を強く求めました。  「雄大さんの死を無駄にしないように、忘れることなく、職場の改善と是正に絶えず向き合っていかなければならない」(標津町・金澤瑛町長)  役場の労働環境の改善に勤めていく姿勢を、改めて示した金澤町長。部下を守れなかった責任と命の重さをどうとらえるか、その実効性が問われます。

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(2020/07/20)