自分たちの舟でサケの捕獲を…浦幌アイヌ協会の丸木舟が進水式 北海道浦幌町(HBCニュース)

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 先住民族の権利である、サケの捕獲を認めてほしい…十勝の浦幌アイヌ協会が、伝統の丸木舟を製作し、進水式を行いました。  19日、浦幌十勝川の支流で行われた伝統の進水式。アイヌ語で舟おろしを意味する「チプサンケ」です。長さ5.8メートルの丸木舟は、浦幌アイヌ協会のメンバーらが、およそ1か月半をかけて1本のアカマツから作りました。舟には守り神のフクロウなど、アイヌ文様が施されています。この舟で近く、サケの捕獲を予定しています。  「自分たちの作った舟で、自分たちの手で、地元の川でサケをとるのが1つの目標」(浦幌アイヌ協会・長根弘喜会長)  かつてはアイヌの間で伝統的に行われていたサケ漁。しかし、アイヌ施策推進法で、先住民族として位置づけられた現在も、道の許可を得なければ捕獲はできません。  去年9月には紋別アイヌ協会が「サケの捕獲は先住民族であるアイヌの権利」として、道の許可を得ずにサケをとり、水産資源保護法違反などの疑いで道に告発されました。  「アイヌ新法(アイヌ施策推進法)ができて、アイヌを先住民族として認めるとなっても、結局、先住権には触れられていないので、そういうことも取り上げていきたい」(浦幌アイヌ協会・長根弘喜会長)  浦幌アイヌ協会は、川でのサケ漁について、先住民族の権利を確認するため、国と道を相手に提訴する準備も進めています。

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(2020/07/20)