朝乃山慌てず2連勝発進「縄跳び」効果で腰どっしり(日刊スポーツ)

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<大相撲7月場所>◇2日目◇20日◇東京・両国国技館 新大関の朝乃山(26=高砂)が2連勝発進した。過去3勝6敗と合口の悪い平幕の遠藤を危なげなく寄り切った。初日に続き、有利な体勢になれなくてもどっしりと構えている。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、長く続いた自粛期間中でのトレーニング効果が出ている証拠だ。横綱鶴竜の休場により一人横綱となった白鵬、かど番の大関貴景勝も2連勝した。 【写真】ゴムチューブを使ったトレーニングを行う朝乃山    ◇   ◇   ◇ 土俵上に浮足立つ新大関の姿はない。遠藤の低く鋭い立ち合いを、朝乃山は受け止めるように当たった。得意の右は差せない。ならばと左で上手を狙ったが、腕を手繰られながら、左に動かれた。それでも崩れない。すぐに体を相手に向きなおして、左上手を取ると勝負あり。苦手としてきた遠藤に何もさせずに、落ち着いて寄り切った。 初日の隆の勝戦でも、立ち合いがやや遅れて相手の当たりをまともに受けた。それでも、この日同様に落ち着いて対応。「毎日相手のタイプは違うけど自分の相撲を取りきることしか考えていない」と心得ている。番付がプラスになっている。「大関となれば負けられない立場。他の関取衆も倒しにくるので負けられない」と、気合十分だ。 新型コロナウイルスの影響による自粛期間中、トレーニングの一環で縄跳びを始めた。相撲を取る稽古ができない時期は、徹底した四股やすり足などの基礎運動で下半身を鍛えた。それだけでは物足りない。そこで思いついたのが縄跳びだった。実は入門した際に、師匠の高砂親方(元大関朝潮)から勧められていたトレーニング。部屋の屋上で、1分跳び続ける内容を5セット。「結構、足腰にくる。それに普段やらないことをするといい刺激になる。腰も重くなった気がする」と効果を実感。この2日間、慌てることなくどっしりと構えることができている。 ひとまずの2連勝だが、喜びはまだない。「まずは休場なしで千秋楽まで取り続けたい」と大関として場所を全うすることを考えている。さらに「国技館に来てくれたお客さん、テレビの前で応援してくれる人の期待に応えたい」と看板力士としての自覚を口にした。【佐々木隆史】 ▽八角理事長(元横綱北勝海)「朝乃山は上手をいいところで取って、挟み付けるように出た。自分のパターンを持っているから迷いがなく馬力もあっ

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(2020/07/20)