【函館記念・後記】超伏兵アドマイヤジャスタ完全復活となったのか?(東スポWeb)

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 夏の函館競馬を締めくくるサマー2000シリーズ第2戦(9・6新潟記念まで全5戦)のGⅢ函館記念(19日=芝2000メートル)は、15番人気の超伏兵アドマイヤジャスタ(牡4・須貝)が快勝。18年紫菊賞以来、約1年9か月ぶりの勝利で重賞初Vを飾った。2歳時はGⅠホープフルSで2着のある逸材ながら、3歳春から長期不振。この日の勝利で完全復活となったのか? レースを検証しながら同馬の今後の可能性を考える。  近10年で3連単10万円超えが7回。荒れることで有名な函館記念だが、今年はブービー人気のアドマイヤジャスタが勝利し、3連単は343万円超の大波乱となった。 「のんびりしてるところがあるのでスタートだけうまく切れればと思っていたけど、いいスタートが切れて1角から良かったですね。道中も有力馬を見ながらいいところで運べた。少し気を抜くところがあるので、そこだけを気をつけました」  初コンビの吉田隼は低評価を覆す快勝に笑顔を見せた。カウディーリョ、レイエンダ、バイオスパークの上位人気3頭が先行集団を形成。3角を過ぎたところから徐々に動いて、直線は内にいた人気馬を一気にかわす完勝だ。ただ、2ハロン目から11秒台のラップが5回続いて先行勢に息が入らない流れで、ハンデ54キロの恩恵も否定はできない。それでもサートゥルナーリアに0秒2差に迫った2歳時(ホープフルS)を考えれば、GⅢはいつ勝ってもおかしくない能力を秘めていた馬。前回(鳴尾記念6着)から装着したパシファイアーの効果もあった。さらに須貝調教師は“血の覚醒”も強調した。 「道中で気を抜く面があるので『馬混みでいじめてほしい』と言った。鞍上が理想的な競馬をしてくれたね。お父さん(ジャスタウェイ)は道悪が上手だったので血統的に洋芝は合うと思っていたけど、ハーツクライ(ジャスタウェイの父)の血統はこの時期ぐらいからどんどん馬が変わっていく。いいほうに向いているんじゃないかな」  ジャスタウェイは4歳秋に本格化して天皇賞・秋を驚異的な強さで制し、その後の活躍は周知の通り。実際に同馬を管理していた須貝調教師だけに、この勝利がフロックではないと信じている。不振の際はブリンカーや様々な距離を試すなど試行錯誤を重ねたが、時間をかけたかいがあったというものだ。  今後は8月23日のGⅡ札幌記念(札幌芝2000メートル)参戦を視野に

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(2020/07/20)