なでしこ・高倉監督「課題は強さ、速さへの対応」 コロナも悩み(産経新聞)

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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の高倉麻子監督が20日、オンラインで取材に応じた。18日に開幕したなでしこリーグの試合を視察し、東京五輪の女子サッカーが開幕する来年7月21日に向け本格的な準備を始めた。新型コロナウイルスの影響で国際試合も組めない中、目標の金メダル獲得へ「やれることをやっていく」と表情を引き締めた。  なでしこの弱点ははっきりしている。高倉監督は「世界で勝っていくための課題は強さ、速さといった外国勢のフィジカルへの対応」と指摘。2011年のワールドカップ(W杯)制覇時も抱えていた積年の問題で、体格的なハンディもあって一朝一夕に克服できるわけではない。  主戦場の国内リーグは日本人の武器である技術を重視する傾向が強く、なでしこは海外勢のフィジカルの強さに国際試合で体感しながら対応してきた。しかし、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)でマッチメークもままならず、高倉監督は「試合が組めないので工夫していかないといけない」と頭を抱える。  なでしこは佐々木則夫前監督時代から、強く、速い男子大学生らを相手に実戦形式の練習を積極的に取り入れてきた。高倉監督も昨年のW杯直前の国内合宿などで同様のトレーニングを実施。現状では国際試合を組める時期が見通せず、指揮官を中心とした首脳陣の手腕が問われる。  選手選考について高倉監督は「ベースは変わらない」と述べ、3月の国際大会に招集された選手が中心となる。20歳代前半で国際経験の乏しい選手も多く、「五輪延期で(準備期間を)1年もらった」と前を向く。新型コロナの動向を注視しつつ、10月以降に予定している活動再開に向けて知恵を絞り続ける。(運動部 奥山次郎)

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(2020/07/20)