吉村知事、感染急増に「第2波入り口に入ってきた」(日刊スポーツ)
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大阪府の吉村洋文知事(45)が20日、新型コロナウイルスの感染者が大阪府内で急増していることについて「数だけ見ると第2波の入り口に入ってきているのはないか」との認識を示した。大阪府庁で記者団の取材に応じた。
【写真】腕まくりをしながら会見を行う吉村洋文大阪府知事(20年5月)
20日は府内での新たな感染者は49人だったが、15日に、政府の緊急事態宣言解除後、最多となる61人を確認。18日は86人、19日は過去2番目に多い89人が確認された。第1波のときの過去最多92人(4月9日)に迫っている。
一方で吉村知事は「第1波のときと状況は少し異なる」と指摘。20代を中心に若い世代で感染が広がっており、軽症や無症状の人が多い。重症化しやすい高齢者の割合が低く、20日時点の重症病床使用率は2・7%にとどまる。吉村知事は「波の定義がないので評価は難しいが、医療体制で捉えるのであれば第1波ほど深刻ではない」と述べた。 ただ「狭い空間で、みんなで集まって大騒ぎしながら飲食をして、感染が広がっている傾向は顕著に出ている。3密で唾液が飛び交う環境を避けてほしい」と呼び掛けた。改めて3密(密閉、密集、密接)回避など感染防止対策の徹底を呼び掛けた。
吉村知事は、政府に感染防止対策を取らない事業者に防止策の徹底を義務づけるための法改正をすべきだと提案。営業停止処分などの罰則を伴った独自の条例を作ることも検討しているとした。