柳田は異次元…左の中継ぎ分厚さは武器/浜名千広(日刊スポーツ)

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ソフトバンク好調の要因は投手陣の整備にある。19日でリーグ全5球団との対戦が一巡。日刊スポーツ評論家・浜名千広氏(50)が、ここまでの戦いを分析した。今季、開幕ダッシュこそ失敗も、ここ2カードは9勝3敗。先発陣の頑張りが勝ちパターンを生んだと強調した。打撃陣では柳田が「1人次元の違うところを歩いている」と大絶賛。ブルペン整備に苦しんだ分、他球団にない豊富な左の中継ぎ陣が生まれ、今後の武器となることを予想した。【取材・構成=浦田由紀夫】 【写真】股間にタッチされ、思わずもん絶する柳田   ◇    ◇    ◇ 開幕して一時は借金3まで沈みながら、ここ2カードは9勝3敗と大きく巻き返してきた。浜名氏は、一番の要因は投手陣の踏ん張りにあると分析する。 浜名氏 開幕前から懸念していたが、先発陣が100球を投げることがないまま、開幕を迎える不安が的中した。先発が長いイニングを投げられないから、中継ぎに負担がかかる。首脳陣はそれなりのシミュレーションをしていただろうがうまくいかなかった。 開幕から27試合を振り返ると、日本ハム6連戦までの15試合で5人以上の投手を使ったのは7試合にも上ったが、その後の12試合ではわずか2試合しかない。 浜名氏 先発陣は石川、和田らが中10日を空ける調整を設けるなどして調子を上げてきた。中継ぎ陣ではようやく、高橋礼、モイネロ、森の勝利の方程式を確立することができた。時間と犠牲は払ったが、ここにきてようやく戦力が整ってきた。 打撃陣では、栗原と柳田が引っ張っていると分析する。 浜名氏 若手台頭と言われるなか、しっかりレギュラーとして定着しているのは栗原だけで、成長は著しい。今は疲れがきて試練を迎えているが、これも経験だと思う。さらに柳田は1人、次元の違うところを歩いていると思う。内角を攻められても、まったく動じない。まともに勝負してもらえないなか、心も充実しているのか、甘い球への集中力はすごい。天井弾も直前で内角にシュートが来てからの直球をあれだけ飛ばすのは、「すげー」という表現しかない。 リーグ全体を見るとやはり楽天とソフトバンクの首位争いが軸となりそう。そのなかで苦しんだ故に生まれた産物が武器になるという。 浜名氏 笠谷の台頭で、嘉弥真、モイネロ、川原と左の中継ぎが分厚いのは武器になる。現代野球では左の好打者が多い。リリー

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(2020/07/20)