シンボルツリーとの別れ惜しむ 伊仙町阿権小 樹勢衰え伐採へ(南海日日新聞)

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 鹿児島県伊仙町立阿権小学校(岩元博美校長、児童20人)のシンボルツリーで、樹勢の衰えから8月中の伐採が計画されているリュウキュウマツとのお別れ会が16日、同校であった。児童や職員、地域住民など約60人が参加。90年以上にわたり、子どもたちを見守ってきたリュウキュウマツとの思い出を語り合い、別れを惜しんだ。  リュウキュウマツは1926(昭和元)年、学校整備の一環で敷地内に植樹されたうちの1本。高さ約10メートル、幹回り約2・5メートルで、2012年には町の名木にも指定された。近年枯れ始めて樹木医の治療を受けていたが、老衰のため回復の見込みがないことから安全面を考慮して伐採されることになった。  16日は天候不良のため、リュウキュウマツの前で記念撮影をした後、体育館でお別れ会を実施した。岩元校長のあいさつに続き、6年生の児童たちが校庭で遊んだ後にリュウキュウマツの木陰で休憩した思い出を紹介し「お別れするのはとても悲しいが、この思い出は忘れない」と発表した。  PTA会長の中隆喜さん(48)と阿権集落区長の重松信雄さん(75)は、かくれんぼで遊んだり毛虫に刺されたりした子どもの頃のエピソードを語り、「リュウキュウマツは子どもたちや住民を見守ってくれた。天寿を全うする姿を忘れない」などと述べた。  最後は全員が輪になってワイド節などの踊りや校歌を披露し、思い出を心に刻んだ。阿権小では、伐採したリュウキュウマツを使った学校の看板制作を検討している。

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(2020/07/20)