「非認知能力」ってナニ? 実は次期指導要領でも重視(ベネッセ 教育情報サイト)

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報告書によると、実は、この社会情緒的コンピテンスが、日本の学校教育が近年、育成を目指してきた「生きる力」の構成要素であると指摘しています。代表的な国際学力調査PISAで日本が一貫して好成績を上げているのも、そうした社会情緒的コンピテンスが育成されているからだ……というわけです。 次期指導要領では、「資質・能力(コンピテンシー)の三つの柱」として、(1)知識・技能(2)思考力・判断力・表現力等(3)学びに向かう力・人間性等……の育成を目指すことを掲げています。この(3)が、社会情緒的コンピテンスに当たるようです。 非認知能力をめぐっては、PISAを実施する経済協力開発機構(OECD)と、ベネッセ教育総合研究所が「社会情緒的スキル」について共同研究を行ったことがあります。また、同総研は、2012(平成24)年から年少児を毎年追跡する「幼児期から小学1年生の家庭教育調査・縦断調査」を実施しており、(1)生活習慣(2)学びに向かう力(好奇心・自己主張・協調性・自己抑制・がんばる力)(3)文字・数・思考……が相互に関係し合い、あるチカラが次の年に別のチカラを向上させるといったようなプロセスを明らかにしつつあります。 子どもに社会的な成功を期待するなら、早期教育を行ってよりよい学校に進ませればよい……という単純なものではありません。その子なりの社会情緒的コンピテンスを身に付けさせ、自発的に勉強をがんばり、他者や社会と積極的に関わっていけるチカラを幼少時から育むことこそが、重要なようです。 ※「国立教育政策研究所「非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての研究に関する調査報告書」 http://www.nier.go.jp/05_kenkyu_seika/pdf_seika/h28a/syocyu-2-1_a.pdf ※幼児期から小学1年生の家庭教育調査・縦断調査 http://berd.benesse.jp/jisedai/research/detail1.php?id=3684 (筆者:渡辺敦司)

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(2020/07/20)