底堅さを見せる日経平均。今週以降は各種指標・主要企業決算の発表で失望売りの可能性も(LIMO)

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2020年7月17日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より73円94銭安の22,696円42銭となりました。続落です。ただし、前週末10日の終値に比べれば406円あまりの上昇で、底堅さを感じさせます。 週初13日は、米国で新型コロナウイルスの治療薬の開発に関する期待が高まったことや、中国の上海株式相場が上昇したことなどを受けて高値となりました。15日水曜日には一時22,965円と、23,000円まであとわずかに迫りましたが、利益確定売りなども出て、上値が抑えられました。 今週の動きはどうなるでしょうか。引き続き、新型コロナウイルスの影響などを巡り、投資家が一喜一憂し、株価が上下するような展開になりそうです。治療薬の開発のニュースが流れるたびにダウ工業株30種平均が上昇し、その後、成果が否定されると下落するといったパターンも続いています。 ここまで市場は「アフターコロナ」を見越して、悪材料出尽くし感から買われてきました。しかし、米国では16日、新規感染者数が7万人を超え過去最多となりました。さらに日本国内でも、東京では18日の新規感染者は290人と、3日連続で300人近い水準となっています。 これから発表される国内外の経済指標では、そろそろ足元の実体経済の数字が反映されてきます。また、国内外の主要企業の決算も本格化してきます。感染者数の拡大で経済活動再開が遅れ、これらの数字が悪化するようであれば、投資家の間に失望売りが広がる恐れもあります。 ただし今週は、日本では4連休前で市場の営業日は3日間だけです。翌週28・29日に連邦公開市場委員会(FOMC)も控えていることなどから、海外の投資家も様子見になるかもしれません。相場への参加者も少なくなり、商いも薄くなることが予想されます。急な値動きには注意したいところです。

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(2020/07/19)