コロナ禍でNPOも苦境に…ピンチを打開する「緊急雇用マッチング」(TOKYO MX)
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TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。6月29日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、manma代表の新居日南恵さんが“コロナ禍でのNPO同士の取り組み”について述べました。
◆コロナ禍で苦境に陥るNPO、NGOも……
NPO法人や弁護士などで作る「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守るなんでも電話相談会」の実行委員会が、6月6日に実施した電話相談会の結果を公表。全国から1,217件の相談が寄せられ、労働問題の相談が4月中旬から倍近く増加。また、月収10万円以下の人からの相談が58%を占め、深刻な状況が浮き彫りになったということです。
新型コロナウイルスの感染拡大により、雇用の問題、解雇者の増加などさまざまな社会課題が顕著になるなか、ソーシャルセクターと呼ばれるNPO、NGOも人材が不足しているところと需要が落ち込み余剰しているところがあるといいます。そこで、現在はそれらをマッチングする取り組みが行われ、今回はそのなかから新居さんも手伝った「緊急雇用マッチング」を紹介。
受け入れる側は、ホームレス状態の方々の就労や生活を支援する「NPO法人ホームドア」や全国の子ども食堂を支援している「NPO法人むすびえ」など、この状況でニーズが高まっている団体。一方、人材を提供するのは、例えば国際協力系のNGO。海外に行くことができない現状では継続困難なところも多く、さらには1年後に再開できる可能性もあるだけに簡単にスタッフを解雇するわけにもいかず、「従業員の人件費を払い続けなければならないが収入がない状況で、しんどいところがかなりある」と新居さん。
また、途上国で教育や衛生環境整備の支援をしているJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊も3月に1,785人が一斉帰国。しかし、みんな次にいつ派遣されるかわからないため、短期的に働かなければいけない人が増えているといいます。
そんな状況のなか、人材交流を促進するNPO法人クロスフィールズでは、両者を繋ぐオンラインイベントを実施し、「一時的にコロナの影響が落ち着くまで、別の組織で働くマッチングが成立し始めている」と新居さんは現状を解説。
◆雇用維持に加え、スタッフの成長の機会にも!
このような取り組みはソーシャルセクター間だけでな