【ホラー映画コラム】完璧なビッグフット。ビッグフットが実在するよ!!と思わず興奮(映画.com)

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 [映画.com ニュース] Twitterのホラー界隈で知らぬ者はいない人間食べ食べカエル氏(@TABECHAUYO)によるホラー映画コラム「人間食べ食べカエル テラー小屋」では、“人喰いツイッタラー”が、ホラー映画専門の動画配信サービス「OSOREZONE」の配信中のオススメ作品を厳選し、その見どころを語り尽くす! 今回は、オカルト界隈で人気のUMA(未確認動物)ビッグフットが大暴れする「プライマル・レイジ」を紹介する。  刑務所から出所したマックス(アンドリュー・ジョセフ・モンゴメリー)と彼を迎えに来た妻アシュリー(キャシー・ガリアルディ)が色々あって深い森に迷い込み、ビッグフットに襲われる!!!  これまで様々なビッグフット映画が作られてきたが、本作はその中でも出色の出来だ。何が素晴らしいかって、それは勿論ビッグフットである。この映画に出てくるビッグフットは、とにかく造形のクオリティが半端ない。極力CGを使わずに着ぐるみメインで描かれているのだが、その体つきや毛並み、肌の質感に至るまで徹底して作り込まれており、真っ昼間の明るいところで見ても安っぽさを感じない。中でも一番驚いたのが顔部分で、上方向に剥ける唇や細かい表情の動きなどが本当に生きているかのようだ。顔がアップで映っても完璧なビッグフット。すげーよ。ビッグフットが実在するよ!! と思わず興奮してしまう。  造形だけでなく、その設定も最高だ。なんとこのビッグフットは、お手製の装備で全身を武装するのだ。これまで色んなビッグフットを見てきたが武装するヤツは初めて見た。もう、この設定を思いついた時点で勝ちである。木製の仮面を被り、手作りの武器で人間を狩りまくる姿は猿人版プレデターだ。ゴリゴリのドデカい図体で弓を構え、遠くの人間を正確に射貫く様はメチャクチャ格好良い。これだけでも十分に見る価値はある。それだけでなく、ちゃんとビッグフットらしくその腕力を活かして、素手でも人間を抹殺しまくる。単純にプレデターの模倣をするのではなく、ビッグフットのキャラを壊さずにプレデター要素を上乗せするという描き方を最後まで崩さないところに拘りを感じる。  また、単純にビッグフットが出て「はい、おしまい」ではなく、出し惜しみなく暴れまわり、こちらが満足するまで殺戮を繰り広げてくれるのも嬉しい。一見、当たり前のことだと思うが、

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(2020/07/19)