米沢興譲館・渡部大晟「１番投手」で雪辱を／山形（日刊スポーツ）
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＜高校野球山形大会：米沢興譲館9－2米沢中央＞◇19日◇置賜地区1回戦◇荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた
【写真】試合に勝利し、整列する米沢興譲館の選手たち
米沢興譲館が昨秋の雪辱を果たした。夏の山形大会5度の準優勝を誇る米沢中央に9－2の7回コールド勝ち。昨秋の置賜地区予選で敗れた悔しさを晴らした。「1番投手」で出場したエース右腕・渡部大晟（3年）が2失点完投。打っては2安打1打点と攻守で引っ張った。
渡部大は初回2失点の立ち上がりも引きずらなかった。同裏先頭の第1打席は「初回の守備はリセットして、次はバッターという思いだった。気持ち良く振ろう」と、内角の変化球を捉えた打球は左翼手の頭を越え、三塁に頭から滑り込んだ。エースの闘志あふれるプレーに刺激を受けたナインは、3連打など6安打2四死球で6得点の逆転ビッグイニング。渡部大は2巡目の第2打席でも中前適時打を放ち、ダメ押しの6点目を奪った。
6回までは走者を背負う展開が続いたが、最速139キロのエースは「打たせて取る投球をして、決める時は三振を取りにいった」と強弱をつけて、2回以降は3安打5奪三振。次戦23日は第1シード鶴岡東との対戦が決まり、「県選抜で戦ったメンバーもいる。3回戦は楽しんで、どれだけ張り合えるかを勝負していきたい」と気持ちを高めた。【相沢孔志】
