日本ハム1位河野プロ初勝利「早く勝ちたい一心で」(日刊スポーツ)

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<日本ハム9-2ロッテ>◇19日◇札幌ドーム 126球の熱投だった。日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(22)が19日、4度目の先発となったロッテ6回戦(札幌ドーム)で、プロ初勝利を挙げた。立ち上がりから伸びのある直球を軸にストライク先行で攻め、7回までは三塁を踏ませず。栗山英樹監督(59)が「やんちゃ丸」と呼ぶ利かん気全開のマウンドさばきで、8回を4安打2失点にまとめ、待望の白星を手にした。 【写真】インタビューを終えスタンド応援席のファンに帽子をとってあいさつ    ◇   ◇   ◇ 新人離れしたマウンドさばきが、実にふてぶてしい。それが河野の最大の魅力だ。“4度目の正直”で、ようやく手にした1勝。「早く勝ちたい一心で投げました」と、ウイニングボールを握り締めた。味方の大量援護もあり、7回まで2安打無失点。8回2死一、二塁からマーティンに二塁打を許して、完封&完投こそ逃したが、不在だった左のエースとしての資質を証明した。 この日の最速は147キロ。直球を得意とするマーティンやレアードのバットすら、詰まらせた。奪った24アウトのうち、半分がフライアウト。「打者の反応を見ても(直球で)押して行けた」。中盤以降は、直球狙いの打者に対して、チェンジアップやカーブを効果的に織り交ぜ翻弄(ほんろう)した。 126球を投げても、ケロリとしている。「逆に90~100球ぐらいで真っすぐのバランスが良くなった」と、頼もしい。「タフな投手が必要」と言う栗山監督は「相手を見ながら投げている。こちらが求めている進化の仕方をしている」。緊張とは無縁の背番号28は「もっともっと勝って、日本一に貢献したい」。目標は新人王と日本一。本拠地ファンの拍手を笑顔で受け止め、栄光への道を歩き始めた。【中島宙恵】 ▽日本ハム木田投手コーチ(河野について) (登板を)重ねるごとに落ち着いて投げられている。前回も120球近く投げていた中で、しっかり調整して今日に臨めたことが良かった。 ◆河野竜生(かわの・りゅうせい)1998年(平10)5月30日、徳島県生まれ。鳴門では14~16年夏の甲子園で3年連続登板。JFE西日本では18年日本選手権で2完封をマークし、準優勝に貢献。19年ドラフト1位で日本ハム入団。174センチ、82キロ。左投げ左打ち。今季年俸1500万円。

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(2020/07/19)