テイラー・スイフトの『1989』は一段階上の新たなステージに到達した傑作(OKMusic)
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カントリー音楽は、アイルランドやスコットランドの伝承音楽と黒人ブルースなどを混ぜ合わせたアメリカ独自のポピュラー音楽だ。昔から日本では演歌と似ていると言われることが多いが、実際にはJ-POPに代表されるポピュラー系歌謡曲のほうが近い存在かもしれない。そういう意味では、ロックという音楽もカントリー、ブルース、R&Bなどとの合体によって生まれたポピュラー音楽だってことを忘れてはいけない。
なぜか日本では人気がないが、世界中でカントリー音楽の人気は高く、ビルボードがまとめた2015年のミュージシャンの高額所得者の上位を見ると、1位はぶっちぎりでテイラー・スイフト、2位もこれまたカントリーシンガーのケニー・チェズニーだ。3位にご存知ローリング・ストーンズが入っているが、日本でケニー・チェズニーと言っても知っている人のほうが少ないかもしれない。チェズニーもスイフトと並んでアメリカではスーパースターで、ギャラが高すぎて日本に呼べないと噂されるほどのミュージシャンなのである。
世界で言えばイギリス、オーストラリア、フランス、オランダ、ドイツ、チェコなどでもカントリー音楽の人気が高く、アメリカのカントリー系ミュージシャンが多数訪問し、多くのライヴレコーディングを残している。中でもオーストラリア出身のキース・アーバンはアメリカに渡り大成功を収めたカントリーシンガーで、数年前には女優のニコール・キッドマンと結婚し話題となった。アーバンはエリック・クラプトンが主催する『クロスロード・ギター・フェスティバル』でその超絶テクニックのギターを披露(本職はシンガー)し、ギターフリークたちを唖然とさせたことがある。