静商の高田、圧巻の初登板 2020夏季静岡県高校野球大会2回戦 静岡商―星陵(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)
【リンク先抜粋】
▽2回戦(草薙第3試合)
静岡商
2010006―9
1000001―2
星陵
▽三塁打 杉山(静)▽暴投 塚本礼、高田(静)▽野選 斎藤(星)
▽試合時間 2時間1分
【評】静岡商が終盤に大量点を挙げて突き放し、粘る星陵を振り切った。
静岡商は初回、三塁打で出塁した杉山を続く塚本理が適時打で返して先制。2点リードの七回は打者一巡の猛攻で一挙6点を奪い、試合を決めた。
星陵は初回に1点を返し、最終回にも相手のミスで1点を挙げたが、序盤の失点が響いた。
■豪腕3回7K 星陵振り切る
プロ注目の左腕が今大会初登板となったマウンドで上々の滑り出しを見せた。静岡商の高田は2点リードの五回からマウンドに上がると、打者11人に対し4連続を含む七つの三振を奪った。「緊張はあったが、楽しんで投げられた」。プロ6球団のスカウトが見守る中、自己最速148キロに迫る146キロもマーク。豪腕ぶりを存分にアピールした。
右腕塚本礼の後を受け、予定通り2番手で登板した。先頭を140キロ台の直球で簡単に追い込むと、最後は124キロの変化球で三振に仕留めた。ここからの4連続奪三振は変化球と直球を交互にウイニングショットに使い分ける巧みさを見せた。父親の高田監督も「直球が走り、危なげない投球だった」と太鼓判を押した。
次戦は東部の強豪御殿場西が待ち構える。左腕は「どんどん振ってくる相手」と気を引き締め、「球速だけにこだわらない」と目標の150キロと勝利の双方を追い求める。