昨夏覇者静岡、日大三島を零封 2020夏季静岡県高校野球大会2回戦 日大三島―静岡(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 ▽2回戦(清水庵原第2試合) 日大三島 0000000―0 100100×―2 静岡 ▽試合時間 1時間51分  【評】静岡は主戦松本蓮の粘投で日大三島に競り勝った。  静岡の松本蓮は初回に2死満塁のピンチを切り抜けると、その後も走者を背負いながら無失点に抑え、6安打完封。攻めては神谷の2安打2盗塁1打点の活躍が光った。  日大三島は右腕福原が要所を締め、11残塁を奪ったが、打線にあと一打が出なかった。  ■エース松本蓮低め徹底  静岡は攻守のキーマンが機能し、日大三島との競り合いをものにした。昨夏の甲子園を経験したエース左腕松本蓮が初回、2死満塁の場面を三振で切り抜けると波に乗った。「ピンチを意識し過ぎず、腕を強く振ることだけを考えた」  打線にあと一打が出ず、11残塁と重苦しい展開が続いた。松本蓮はその後も3度、三塁に走者を背負ったが得点を許さず。相手打線が低めの変化球を見極めにきても、「甘く入れば打たれる。焦らず低めを意識して投げた」と動じなかった。  攻めては、練習試合も含めて3試合無安打と苦しんでいたリードオフマン神谷が、2安打1打点2盗塁と本来の姿を取り戻した。「1回戦から1週間空いたので、修正できた」。最終回の二塁の守備では、中堅との間に飛んだ打球を後ろ向きで好捕してエースを助けた。「今年の夏は(大会中に)成長していったチームが勝つ。こういう経験を糧にしていけたら」とうなずいた。  ■福原好投も及ばず 日大三島  前高校日本代表監督の永田氏が今春から指揮を執る日大三島は、昨夏の王者を苦しめたが一歩及ばなかった。最速140キロの直球を武器に、要所を締めた主戦福原を「これまでで一番良かった。よく粘れるようになった」とたたえた。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で新体制始動も早々に部活動は休止に。実質、活動できたのは約1カ月間だけだった。福原は「短期間でも、吸収できるところはしようと思った」と、新指揮官の言葉に耳を傾けた。「みんなでつないで、粘りの野球が最後にできてよかった」と、涙の後に笑顔を見せた。

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(2020/07/19)