新型コロナ対策を徹底する中で始まったスーパーGT開幕戦は“濃霧”で始まる波乱の展開に(motorsport.com 日本版)

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 今シーズンのSUPER GTではGT500クラスにClass1規定が導入され、マシンが一新された。2005年に先代A80型スープラをベースに開発したGT500車両を退役させて以来、レクサスブランドのベース車両でSUPER GTを戦い続けてきたトヨタ陣営は、鳴り物入りでGRスープラをデビューさせる。トヨタブランドのスープラがサーキットに復活するのは実に15年ぶりのことだ。 スーパーGT第1戦富士|公式練習 タイム結果  一方、2014年に現行NC1型NSXをベースに開発したNSX-GT(当初はNSX-GTコンセプト)をGT500クラスへ投入したホンダは、4輪駆動システムは下ろして後輪駆動としたものの昨年まではエンジンを量産モデルと同じミッドシップに配置していたが、今年はFR化という大改造を加えてきた。これは、Class1規定では参加車輛は一律FRレイアウトであることを義務づけているからで、ホンダがFRのGT500車両を走らせるのは2013年まで走ったHSV-010GT以来7年ぶりのことだ。  日産は、昨年同様ベース車両はGT-Rではあるが、これもClass1規定に合わせて空力面を中心に全面的な設計変更を加えた新型へ進化させた。  こうしてメーカーが初めてClass1規定の国産マシンを開発して持ち込み戦い始めるのだから、2020年シーズンには各方面から関心の目が注がれていた。しかし新型コロナウイルス蔓延に伴って緊急事態宣言が行われたためシーズン開幕は延期された。  7月18日、無観客ながら富士スピードウェイでようやくシーズンは開幕したが、ドライバーやチームはもちろん、ファンも待ちに待った開幕戦だったはずなのに、富士スピードウェイの雰囲気はいつもの開幕戦とは大きく異なった。世の中では新型コロナウイルス騒動が収束するどころか再び感染者数が増加傾向にあるだけに、レースを運営するGTA、GTE、富士スピードウェイとも、SUPER GTから感染者を出さないよう、無観客開催に加え現場でも徹底的な感染予防策がとられたからだ。  各チームともピット入りするスタッフの人数は最小限に制限されたばかりか全員がマスクを着用し、ピット間の往来は基本的に禁止され、無観客レースゆえ当然ながらまったく観客の姿が見えないグランドスタンドの前で、まるでテストのようにレースの準備は静かにおごそ

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(2020/07/18)