松江高専、即席連係で併殺成功も 夏終わる /島根(日刊スポーツ)

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<高校野球 島根大会:松江西6-5松江高専>◇18日◇2回戦◇松江市営球場 最後の夏に一度も練習したことがないコンビプレーを披露した。松江高専の二塁手多々納悠貴二塁手(3年)と日野塁遊撃手(2年)の二遊間コンビだ。松江西4回無死一塁で相手の強い遊撃への強いゴロを捕球した日野は二塁ベースに入った多々納に下からトスし、そのまま「来い!」と叫ぶと、多々納から再びバックトスを受け、一塁へ矢のような送球をし遊-二-遊-一の変則的な併殺を完成させた。 【一覧】島根大会 組み合わせ もともと肩が強くなかった多々納は、急ピッチで仕上げたこともあり右肩を痛めていた。その前の3回に同じような場面で併殺が奪えず、ベンチで日野が「厳しかったら、僕に渡してくれたら投げるんで」と提案したばかりだった。日野は「グラウンドの中なので『来い!』ですけど、普段は敬語ですよ」と照れた。 松江高専はまだ対面授業ができていない。同様の理由で奈良高専は独自大会を辞退した。松江高専でも組み合わせ抽選ギリギリまで学校内で出場するかの議論が続いた。6月最初の週末から土、日だけ2、3時間の練習がようやく認められた。寮は閉鎖されており、兵庫・明石市のような遠方、隠岐からフェリーで練習に通う部員もいた。日野も広島県内から親の車の送迎で練習に参加していた。 多々納は中学では卓球部。「ノリで入りました」と高校から野球部に入った。野球はこの夏で引退する。「最初に比べたらレベルアップしたかな」。最後の夏は延長10回タイブレークでの惜敗で初戦で姿を消した。それでも2人のプレーはしっかりと松江高専野球部の1ページに刻み込まれた。【石橋隆雄】

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(2020/07/18)