巨人サンチェスに和の心 初完封逃し原監督らに一礼(日刊スポーツ)

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<DeNA2-4巨人>◇18日◇横浜 ベンチ前に出てきた巨人エンジェル・サンチェス投手は、帽子を取り、ゲームを締めてくれた中川に深く会釈した。「彼がいい投球することを応援していた。アウトを取ってくれると思った」。隣にいた原監督から肩をたたかれ、さらに頭を下げた。昨季韓国で17勝を挙げた新外国人。日本のしきたりは頭に入っている。 投球も日本式。宮本投手チーフコーチからは「日本の場合は追い込まれたらカットしたり、当ててくる。振ってくるという怖さ。そのためには踏み込まさない」と金言を授かった。胸元を突く150キロ台の直球、落差のあるフォークを絡め、ソト、ロペスの1発ある打者に対し、的を絞らせなかった。8回まで1安打無失点。来日初完封を逃したが「これからも継続して全力尽くして、自分ができることをしていきたい」。献身の姿勢は崩さない。 すっかり、日本人のような心を身にまとう。キャンプ中はNBAで活躍する八村塁のようなパーマにツーブロックのヘアースタイル。それが開幕になり、高校球児のように、丸刈り姿で登場した。困っている人がいたら、もちろん助ける。先週の神戸のゲームでは、試合前練習が終わったにもかかわらず、同じく今季から新加入したビエイラにセットポジションのやり方をレクチャーした。「全力を尽くしているし、お互いを信じ合えている」。和の心を持つ助っ人右腕が、チームを今季初の5連勝に導き、最多の貯金「8」の輪で笑顔になった。【栗田尚樹】 ▽巨人中川(2点リードの9回無死一、二塁から登板。今季初セーブ)「チームが勝って良かったです。それに尽きます」

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(2020/07/18)