17年越しのバグがついに修正! 今月のWindowsアップデートは即ゲットよ(ギズモード・ジャパン)

【リンク先抜粋】
すべてのコンピュータには、ネットワークプロバイダを通じて固有のIPアドレスが割り当てられています。IPアドレスを電話番号のようなものだとすると、電話帳の役割を果たすのがDNSになります。電話をかけるには電話機で電話番号を発信しますよね。それと同様に、DNSはドメイン名とそれに対応するIPアドレスを紐づけてくれるんです。 たとえば、親友に電話をかける際に電話帳で相手の名前を見つけて通話ボタンを押すと、登録してある番号が発信されますよね。それと同様、ブラウザがWebサイトをロードするためにDNSが必要というわけです。 今回のバグであるSigRedは、そのWindows DNSを悪用するうえに「ワーム化可能な」バグなので少々厄介。言うならば、DNSを介して1つのコンピュータから別のコンピュータに拡散する恐れがあります。 WiredによるとCheck PointとMicrosoftの双方がこれを重大な欠陥だと認めており、コンピュータのセキュリティ問題の業界標準である「共通脆弱性評価システム(CVSS)」で10点満点中10点という最悪の評価がなされています。WiredはWindows DNSが「事実上、世界中のあらゆる中小規模の組織」のサーバーで使用されている点も指摘。確かに、これは大問題です。しかも、それが過去17年間も見過ごされてきたわけですから。 今回修正されたセキュリティ上の欠陥は、Windows DNSセキュリティ拡張(DNSSEC)上で発見されました。DNSSECはDNS認証を強化するもので、これがうまく機能しないと、ハッカーがDNSクエリを傍受してユーザを偽サイトに誘導し、クレジットカード番号などの個人情報を入力させたり、IDを盗むことが容易になってしまいます。こうしたSigRedに対して特に脆弱なのが、Windows DNSを導入している中小規模のオンライン小売企業などです。 Check Pointの脆弱性調査責任者であるオムリ・ヘルスコヴィシ氏は、さらに悪質なケースだと、ターゲットとなったユーザが何のアクションも起こさなくてもWindows DNSが悪用されることもある、とWiredに話しています。ハッキングされた当事者は、見知らぬ誰かがサーバーにアクセスして勝手に操作していることにも気づかないでしょう。 「Wind

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(2020/07/18)