プロ初の4安打 打率チームトップの3割1分3厘…坂本勇人2000安打への道 あと99本(スポーツ報知)

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 巨人の坂本勇人内野手(31)の通算2000安打達成が期待される今季。スポーツ報知では、「坂本勇人2000安打への道」と題して、これまでの勇人の活躍を、当時の記事で振り返る。 * * *  原巨人が横浜相手に今季初の同一カード3タテを飾った。1番・坂本は巨人の10代では93年・松井以来の1試合4安打を披露した。 ◆巨人6-2横浜(2008年4月24日・東京ドーム)〔勝〕高橋尚 5試合2勝2敗〔敗〕那須野 8試合1勝3敗 ▼〔本〕=小笠原5号3ラン(那須野・1回)阿部1号(佐藤・6回)ラミレス6号(桑原謙・8回)  打った瞬間だった。坂本は6点目を確信していた。一塁へ駆け出すと、すぐに拳を握り、抑えていた感情が爆発した。  「もう一本、もう一本という気持ちで打席に入っています」大歓声の中で、プロ初の4安打の余韻に浸った。  3点リードの8回。1死満塁のチャンスで、カウント2―1から、桑原謙の外角低めへのスライダーに食らいついた。「ボールを呼び込んで、ポイントを近くして打とうと思っていました」下半身を崩されながらも脇を開かなかった。バットの先で軽く合わせた打球は、遊撃手のグラブの先を越えた。  19歳の進化は止まらない。試合前の打撃練習では、村田打撃コーチとマンツーマンで、きっちりと両脇を締めるフォームに取り組んだ。波に乗る坂本へのマークも厳しくなり、内角を突いてくるボールに対応するためだった。  試合前には「やっぱり難しいですね」と苦笑いしていたが、初回の第1打席では、内角の高めの直球にしっかりと脇を締め、左前にはじき返した。  「今日はインコースをうまくさばけた。これを続けていかないと。これからも怖がらずに、踏み込んでいきたいですね」と笑顔で答えた。  巨人の10代では93年の松井以来となる1試合4安打で、打率も3割1分3厘まで急上昇した。  最近3カード(9試合)で35打数14安打の打率4割だ。原監督も「そんなにほめたらいけないけど、1番としてよくやっている」と新しいリードオフマンを絶賛した。  「1番打者というのは気にせずに、初球から積極的に打っていきたいですね」と坂本は自らの姿勢を変えるつもりはない。25日から宿敵・阪神との3連戦。19歳の若武者が、さらにチームの勢いを加速させていく。(青柳明)

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(2020/07/18)