ガンバが怒涛の攻めで逆転勝利! 堅守・大分の牙城を突き崩した攻撃陣に覚醒の予感(SOCCER DIGEST Web)

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[J1リーグ第5節]G大阪 2-1 大分/7月18日/パナスタ  キックオフ直後から果敢なフォアチェックで主導権を握ったのは、今季リーグ戦でのホーム初勝利を狙うガンバ大阪だった。  前節の清水エスパルス戦で採用した4-4-2から3-1-4-2へとシステムを戻し、5-4-1で堅守速攻を意図する大分トリニータに対峙。素早いパスワークで揺さぶりを掛けつつ、最終局面では宇佐美、アデミウソンの2トップを絡めたダイレクトプレーで怒涛の攻略を図る。仕掛けてはシュートで終わる攻めを貫き、9分、18分、22分とチャンスを掴んで敵ゴールを強襲した。  ところが、均衡を破ったのはしたたかなアウェーチームだった。33分、序盤から何度かG大阪の緩慢な右サイドの守備を突いていた田中がふたたび上手く流れてボールを受け、絶妙なクロスを送る。するとピンポイントでこれに応えた渡が豪快なダイビングヘッドをねじ込み、まさに省エネ殺法で先制に成功した。  とはいえ、この日のG大阪は俯くことなく前へ前へと突き進む。すぐさまリアクションしたのが、37分。敵ゴール前の混戦から小野瀬がPKを誘発し、これを宇佐美が落ち着いてネット右隅に蹴り込んだ。こののちもアグレッシブな姿勢を崩さないホームチーは5か月ぶりの“有観客”で特大の拍手を受けながら、大分ゴールを脅かし続けた。    すると後半開始早々の47分、G大阪はあっさりと逆転弾を決め込む。宇佐美が敵陣深くでのチェイシングからボールを奪取し、中央へ走るアデミウソンへパス。これをブラジル人FWは鋭い切り返しでマーカーを外し、左足で強烈なショットをニアに流し込んだ。  リードしてもハイプレスの強度は衰えず、ゴールへの意欲を前面に押し出すG大阪。カウンターの危険に晒される場面もあったが、ピンチの芽を井手口、矢島らが的確に摘み取り、GK東口と3バックも堅実な対応で得点機を与えない。ベンチの宮本監督も積極采配で攻撃のカードを切り、選手たちへのメッセージとした。  終盤はセットプレーを軸に反撃に出た大分に押し込まれる時間帯があったものの、なんとかこれを凌ぎ切って、今季ホーム初勝利&初の連勝を掴んだ。攻守両面で歯車がかみ合ってきた印象のG大阪が、グッと上位に食い込んできた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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(2020/07/18)