ドゥカティのスーパーバイク『スーパーレッジェーラV4』を丸山浩が解説「超軽量の名は伊達じゃない」(レスポンス)

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◆現行MotoGPマシンより高性能なウイングレット 世界限定500台、車両価格1195万円の超プレミアムスーパースポーツ、ドゥカティ『スーパーレッジェーラV4』は、同メーカーの旗艦『パニガーレV4』をベースに出力アップ、そのうえ規格外の装備がてんこ盛りなマシンだ。 関連画像を見る 例えば、当社比2倍以上でバイプレーンなウイングレットは、MotoGPで規制される前の最も効力を発揮していたサイズとフォルムなんだそうな。つまりワークスの現行デスモセディチGPよりハイスペックということになる。何ということでしょう。 更に車体は徹底的にカーボン。カウリングやホイールはまぁわかる。しかしだ、フレーム、果てにはスイングアームまでカーボンという、ワークスレーサークラスの機能追求っぷり。これがナンバー付きで公道走行OKというのだから驚きだ。 結果、車両重量は驚異の159kg、ヘタしたら250ccスポーツバイクよりも軽い!スーパーレッジェーラ=超軽量という名は伊達じゃなかった。 因みに私丸山浩、たまたま箱根でこの車両を撮影する場に居合わせて、たまたま押し引き取り回しできるチャンスに遭遇したのだが、それはもう軽いのなんの。コイツは世界を飛び回るたった1台しかないお披露目モデルなので試乗は出来ないが、この軽さが生むハンドリングは相当なパフォーマンスだろう。 ということで、今回はこの軽さにフォーカスして解説してみよう。 ◆F1に匹敵するパワーウエイトレシオ モータースポーツにおけるマシンの運動性能を測る指標に、「パワーウェイトレシオ(kg/ps)」というものがある。1馬力あたりが担う車重を算出した値で(逆のパターンもある)、この場合は数字が小さければ小さいほどパフォーマンスは高い。もちろん重量そのものが慣性に影響したりと一概には言えないが、もっぱら加速能力を比較する基準となる。 では、このスーパーレッジェーラV4のパワーウェイトレシオを実際に計算してみよう。カーボンてんこ盛りで超軽量な159kgを最高出力224psで割ると、約0.7kg/ps。そんでもってレーシングエキゾーストを装着すると出力アップ&モア軽量化で約0.65kg/psとなる。実はこれ、とんでもない数字なのだ。 どれくらいとんでもないか。例えば、ライトウェイトスポーツが代名詞のロータス『エリーゼ』の場

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(2020/07/18)