日体大荏原・柴田4安打躍動 父はガーナ人/東東京(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
<高校野球東東京大会:日体大荏原27-0南葛飾>◇18日◇1回戦◇駒沢球場 全国高校野球選手権の中止で各都道府県高野連が独自に開催する代替大会が18日、群馬、栃木、長野、大阪、兵庫、高知などで開幕した。東東京では日体大荏原が20安打27得点の猛攻で、南葛飾に5回コールドで初戦を突破した。ガーナ出身の父を持つ4番柴田丈中堅手(3年)が4安打3打点と躍動。5打席すべて出塁し、すべて生還した。 【写真】取材に応じる日体大荏原・柴田    ◇   ◇   ◇ 最後は、この試合2本目の三塁打で締めた。4回2死走者なし。柴田はカウント3-0から積極的に振った。既に26点を奪っていたが、手を緩めない。中越えで三塁まで進み、相手投手の暴投で27点目を踏んだ。大勝にも「宮下がいない中、投手力が少し落ちてしまうかも知れない。取り返せるぐらい、打って点を取らないといけません」と口元を引き締めた。 プロからも注目されていた右腕の宮下大地投手(3年)が7月初めに右肘を疲労骨折。手術を受け、最後の公式戦を投げられないまま高校野球を終える。無念のエースがスタンドで見守る中、打ちまくった。盗塁は計16。柴田も2つを奪った。相原健志監督(53)は「相手のミスに乗じ、走って甘い球を打つことができました。上々の走り出しです」と胸をなで下ろした。多摩川のグラウンドが梅雨の長雨で満足に使えず、校内の限られたスペースで練習を重ねた。初戦の不安を、猛攻で吹き飛ばした。 その中心に柴田がいた。父チャンポンシークイクマさん(54)はガーナ出身で、キックボクシングの元日本チャンピオン。柴田は身長189センチ、体重87キロ、50メートル走6秒1、遠投100メートル超と父譲りの高い身体能力を誇る。それでも「結果は4安打でもミスショットがありました。今の打撃では通用しません。修正したい」と慢心はない。目標の頂点へ、1歩ずつ進んでいく。【古川真弥】

続きはこちら

(2020/07/18)