米公民権運動の指導者、ジョン・ルイス下院議員が死去 80歳(BBC News)
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1960年代にアフリカ系アメリカ人の人権確立のために闘った公民権運動の闘士、ジョン・ルイス下院議員が17日、膵臓(すいぞう)がんのために亡くなった。80歳だった。
ルイス議員は、マーティン・ルーサー・キング牧師たちと共に、米公民権運動で指導的な役割を果たした。雇用と自由を求めた1963年の歴史的なワシントン大行進でも、取りまとめに尽力した。
1986年に民主党から南部ジョージア州選出の連邦下院議員に初当選して以来、17期連続で州都アトランタを含む地域を代表した。
昨年12月には、ステージ4の膵臓がんの診断を受けたと公表。「自分は生まれてこの方ほとんど常に、何かしら闘っていた。自由のため、平等のため、基本的人権のため。そして今、これほどのものは初めてだという闘いに直面している」と当時、コメントしていた。
公民権運動では、学生非暴力調整委員会(SNCC)の創設に関わり、1963年から1966年まで委員長を務めた。
キング牧師が歴史的な「私には夢がある」演説をしたワシントン大行進の主催にも関わり、「アメリカよ、目を覚ませ」と演説した。ルイス議員の死去に伴い、ワシントン大行進で演説した公民権運動指導者はこれで全員が故人となった。
ルイス議員と同じ日には、同じく公民権運動指導者だったC・T・ヴィヴィアン牧師も95歳で亡くなった。ヴィヴィアン師はルイス議員やキング牧師と親しく、人種隔離バスの運行に抗議する「フリーダム・ライド」運動の組織に関わり、後に南部キリスト教指導者会議(SCLC)の代表になった。
民主党幹部のナンシー・ペロシ下院議長は、ウエブサイトとソーシャルメディアで、ルイス議員の死去について声明を出した。
ペロシ議長はルイス議員について、「公民権運動の巨人で、その善良な人柄、信念と勇気がこの国を様変わりさせた」と称えた。さらに下院議員としては、「連邦議会の与野党を問わず、上下両院で敬愛されていた」としのんだ。
「ジョン・ルイスは人生の一日一日をかけて、すべての人に自由と正義をもたらそうと取り組んだ」、「57年前のワシントン大行進で、リンカーン記念堂の前に立って宣言したように、『私たちの頭も魂も心も、全ての人に自由と正義が実現するまで、安穏とするわけにはいかない』のです」と、議長は書いた。
「がんと闘った最後の日々でさえ、ジョンは力を振り絞り、若いア