中谷潤人が元日本王者と再びスパー 世界戦2度の黒田雅之「動きにスキがなくなった」(スポーツ報知)

【リンク先抜粋】
◆プロボクシング WBO世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 同級3位・中谷潤人―同級1位ジーメル・マグラモ(8月21日、東京・後楽園ホール)  前日本フライ級王者・中谷潤人(22)=M・T=が18日、相模原市の所属ジムで、元日本ライトフライ級&フライ級の2階級制覇王者・黒田雅之(34)=川崎新田=と6ラウンドのスパーリングを行った。  ジーメル・マグラモ(25)=フィリピン=との世界戦に向けて再始動後、黒田とのスパーは今月2日に続き2度目。中谷は15日と17日に各10ラウンドのスパーリングを行ったばかりだが、この日も動きは衰えず。自分の距離を測りながら、シャープで力強いパンチを打ち込んだ。「手数を多く出すこと」を一つのテーマにしていたが、自身で手数が少ないと感じると、すぐさま修正。黒田の出方を見ながら、上下にパンチを打ち分けた。  黒田も「久しぶりのスパー」だった前回より、動きが良くなっており、中谷の動きを見守った村野健マネジャーは「体の使い方がうまく、距離の測り方も絶妙。中谷のパンチが打ち終わるタイミングで左フックを出してくる」とうなった。スパーを終えた中谷は「黒田さんの動きが良く、プレッシャーも感じた。ただ、疲労がたまる中で動けていたし、自分のボクシングもできた。同時に反省点も見い出せました」と手応えをつかんだ様子だ。  気持ちよさそうに汗をぬぐった黒田は、中谷の短期間でのスキルアップを口にする。「左ストレートにしても、前回はリズムの中で打っていたという感じだが、今回はしっかりと打ち込んできた。ガードも押し込んでくるほど。一つ一つの動きにスキがなくなっている。長い所から右ジャブが飛んでくる。入り方を工夫しないと、入っていけない」  中谷は試合1か月前の21日から本格的な減量を開始する。「56キロから練習をしながら落としていきます。マグラモは前に出てくるので、それを押し返して自分の距離で戦う」。そのためにも、試合1週前までは徹底して体を動かすという。今週は計26ラウンドのスパーリングをこなしたが、次週以降も長い回数を予定。試合に合わせた12ラウンドも行う予定だ。

続きはこちら

(2020/07/18)