藤井棋聖の「勝負マスク」老舗浴衣帯メーカー救った(日刊スポーツ)

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藤井聡太棋聖が対局時に着用していたマスクが、福井県坂井市の小杉織物が開発した「夏用涼やか絹マスク」と判明し、18日、電話回線が3本の同社に200本を超す問い合わせや注文の電話が入る騒動があった。 【写真】「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」に登場した藤井聡太棋聖 小杉織物は浴衣帯のトップメーカーで例年、年130万本を製造しているが、今年はコロナ禍で全国の花火大会が軒並み中止になり、注文が激減。小杉秀則社長(62)によると、「昨年の1割も売れず、雇用助成金を申請して休業しようかと、途方に暮れていた」という。たまたま帯の幅とマスクの横幅が17センチで一緒だった。帯の芯も16・5センチでフィルターなった。結び帯の形状記憶ワイヤはもともとマスクのノーズワイヤにヒントを得たもので「みんな在庫があった」。 4月にマスクを作り始めたところ、6月までに45万枚が売れる人気になった。16日夜、史上最年少タイトル獲得を伝えるニュースを見ていた社員が「生地、デザイン、幅広の耳ゴムも同じ」と気付き、間違いないことを確認し合ったという。 「あんな大事な局面で勝負マスクとして着用してくれた。ユニクロなども乗り出してきて、対抗するには技術と品質しかないと“小杉スタイル”にこだわってきました。奇跡です。市松模様をデザインした妹(小平公恵さん=56)は泣いています」。1937年(昭12)の創業以来、最大のピンチを迎えていた社員100人の小杉織物が、テレビドラマになった池井戸潤氏の「陸王」の「こはぜ屋」のような奇跡を起こした。【中嶋文明】

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(2020/07/18)