元広島の水戸啓明・紀藤監督、初陣でコールド/茨城(日刊スポーツ)

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<高校野球茨城大会:水戸啓明10-0中央>◇18日◇2回戦◇日立市民球場 元広島投手の紀藤真琴監督(55)率いる水戸啓明が豪快に10-0と6回コールド発進した。 【一覧】茨城大会 組み合わせ 初戦となる中央戦。1回裏に2点を先制し、さらに3回にも見せ場がやってきた。四球の走者を犠打で送り、左打席に6番打者の大貫翔真捕手(3年)。内角高めの真っすぐをコンパクトに振り抜くと、打球は94メートルの右翼フェンスを軽々と越え、スタンドに飛び込んでいった。主将でもある大貫の2ランでチームはがぜん勢いづいた。 この回、打者10人でさらに4点を追加した。大貫は、6回にも右前打を放ち、コールドのお膳立てを行った。 「手応えはバッチリでした。見逃せばボール球だったかも。バントで走者を送ってもらったから、自分で決めたかった。監督からも『お前が打て』といわれた」と大貫はさわやかに言い放った。 水戸啓明の前身、水戸短大付の「すごい先輩」(大貫)広島会沢翼とは、捕手というポジションも同じで、大貫にとってもあこがれの存在。「ユーチューブでキャッチングとか参考にさせてもらってます。あこがれです」と声をはずませた。 豪快発進に紀藤監督は、「上出来だけど、勝ってかぶとの緒を締める。対戦した中央さんの分まで戦う」とコメント。2年目監督は殊勝に次戦に気持ちを切り替えた。

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(2020/07/18)