【スーパーGT】富士テストを経て大きく進化した“新生”TGR TEAM SARD、脇阪寿一監督「狙った方向にチームが進み始めている」(motorsport.com 日本版)
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今季からTGR TEAM SARDを率いることになった脇阪寿一監督。課題の多かった岡山テストから一転し、富士テストでは大きな手応えを掴むことができたという。
2020年のスーパーGTは新型コロナウイルスの影響で3ヵ月遅れでの開幕となり、徹底した感染防止対策を講じたなか“厳戒態勢での開幕戦”になっている。もちろん、ここまで開幕が遅れるのは脇阪監督にとっても初めての経験になるのだが、“レースができること”に対して感謝の気持ちを持つとともに、モータースポーツを通してファンを元気付けたいと語った。
「まずはレースが開催できることに感謝したいです。医療従事者の方々や普段の生活を成り立たせるために大変な時も頑張ってくれた方々に感謝したいのと、こういうコロナの状況が続く中で開催にこぎつけるために、きっちりとした体制を整えたGTAに感謝したいです。そしてレースができない間も待っていただいたファンの方々にも感謝したいと思います」
「レースができるという喜びを胸に、モータースポーツの持つ力で日本中のみならず世界中の方々を元気にできるようにしっかりレースをしたいです」
昨年、チームルマンで大嶋和也と山下健太をシリーズチャンピオンに導いた脇阪寿一監督。今シーズンは自身も現役時代に在籍したサードへ移籍した。ドライバーに関してはヘイキ・コバライネンと中山雄一で変わりはないが、脇阪監督をはじめ今年からサードに加入したというスタッフも多く、3月の岡山公式テストではかなり苦労もしたというが、コロナ禍で生じたインターバルもうまく活用しチーム全体でコミュニケーションを積極的に取れる環境を作っていったという。
「初めてのスタッフも多い中でまずは岡山のテストをやりましたが、そこで問題点が色々と出ました。サードが持つ良いこともたくさんありますが、逆に悪いことも浮き彫りになって、その辺の課題を見つけながらのテストになりました」
「でも、近藤(尚史)チーム代表をはじめ、いろいろな方が努力してくれました。チームスタッフとうまくコミュニケーションをとる時間をとってくれて、zoomのミーティング等もやってくれました。それらを経て(チームスタッフの関係性などが)深まってきたなというふうに感じています」
また脇阪監督はドライバーたちにも積極的な働きかけを行なった。それまで基本的にチーム在籍歴が長くチャ