F3ブダペスト・レース1:波乱のレースをプルシェールが12秒差の独走優勝(motorsport.com 日本版)
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FIA F3選手権の第3戦ブダペストのレース1がハンガロリンクで開催。セーフティカー2回出動、赤旗中断もあった波乱のレースを、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)が制した。
【リザルト】FIA F3第3戦ブダペスト:レース1結果
雨は落ちていないものの、路面はところどころドライパッチが見られる程度のダンプコンディション。全車がドライタイヤを装着してダミー・グリッドについた。
ポール・ポジションのアレクサンダー・スモリャル(ARTグランプリ)が好スタートを見せ、トップをキープするかに見えたが、2番グリッドのローガン・サージェント(プレマ)がターン1への進入でリヤを滑らせてしまい、縁石に乗り上げる形となった。
コントロールを失ったサージェントのマシンはスモリャルに接触。後続も大混乱に陥り、カラン・ウイリアムズ(イェンツァー)がスピンし、フレデリック・ベスティ(プレマ)がウイリアムズのマシンにサイドから接触するなど、多くのクラッシュが発生した。スモリャルやウイリアムズ、ベスティはリタイアとなった。
これによりセーフティカーが出動し、3周目からレースが再開した。トップはプルシェールで、これをオスカー・ピアストリ(プレマ)が追う形。3番手にはスタート直後の混乱を生み出したサージェントがつけたが、スモリャルとの接触でダメージを負っているようで度々コースオフし、トップ2からみるみる引き離されていった。
5周目、そのサージェントを追っていたリアム・ローソン(ハイテック)のマシン後部からオイルが吹き出してしまった。ローソンのマシンには一時火もついたが、燃え広がることはなく、ローソンはターン2のランオフエリアにマシンを停めリタイアとなった。
ターン1のブレーキングゾーンにオイルが広がってしまったこともあり、レースは赤旗中断となった。
レースは7周目からセーフティカー先導で再開、9周目にグリーンフラッグが振られた。プルシェールはファステストラップを叩き出し、DRSが再使用可能となるまでにピアストリとの差を1.7秒まで開いた。
プルシェールはそのまま独走。ラスト5周の時点でピアストリに対して8秒近くのリードを築いてひとり旅となった。一方、2番手のピアストリは後続を振り切れず、チームメイトのサージェント、リチャード・フェルシュホー(MPモータースポーツ)