田中希実が3000mで8分51秒49 日本記録更新ならずも切れ味鋭いスパート(スポーツ報知)

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 陸上の中長距離シリーズレースであるホクレンディスタンスチャレンジ最終戦の千歳大会が18日、北海道・千歳市青葉陸上競技場で行われた。昨秋のドーハ世界陸上女子5000メートル代表の田中希実(20)=豊田自動織機TC=が3000メートルに出場し、8分51秒49(速報値)をマークして1着。8日に自ら樹立した8分41秒35の日本記録を上回ることはできなかった。  田中はアフリカ勢らが作るペースに乗ってレースを展開。最近のレースでは常に先頭を引っ張っていたが、この日は先頭集団に身を潜めて力を温存した。残り1000メートル付近で一気にペースを上げると独走態勢に入り、他を寄せ付けない強さでゴールした。  4日に1500メートルで日本歴代2位の4分8秒68、8日にも3000メートルで18年ぶりの日本新記録となる8分41秒35をマーク。さらに、11日には1500メートルのタイムトライアルを行ったほか、12日にも兵庫選手権800メートルを県新記録の2分4秒66で走破。15日にも5000メートルで15分2秒62で走ったばかり。指導する父・健智さんは「この先も試合がどうなるかわからないということも考慮した。調子もいいので、記録を出せるうちに出そうと話し合った」と話していた。  ◆ホクレンディスタンスチャレンジ 今年で18回目を迎えた中長距離のシリーズレース。例年、北海道で6月下旬から7月上旬にかけて行われる。士別(4日)、深川(8日)、北見、網走(15日)に加えて昨年から追加された千歳大会(18日)の計5戦で構成されるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって北見大会は中止となった。大学や実業団に所属する外国人選手を中心にペースメーカーを設けるため好記録が出やすい。

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(2020/07/18)