初勝利の日ハム有原と未勝利のロッテ石川 メジャー志願の2人揃って不調は偶然か?(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 日本ハムの有原航平(27)が17日のロッテ戦で、今季5試合目の登板にしてようやく初勝利を挙げた。  しかし、本来の実力からすれば、まだまだ本調子には程遠い内容だった。立ち上がりに連打を浴びて先制点を献上すると、二回以降も毎回走者を許した。被安打8、与四球3で、6回終了時で127球も要した。  一方、またも勝てなかったのがロッテ先発の石川歩(32)だ。今季は5試合で0勝2敗、防御率は4・83。被本塁打5はリーグワーストタイ。昨季は8勝を挙げるなど、過去6年間で56勝をマークしている右腕が、今季は苦しみ続けている。  両エースがそろってなかなか調子が上がらないのは、コロナ禍による調整遅れだけが原因ではないかもしれない。  2人はともに、メジャー志向が強い。有原はアマチュア時代からメジャーへの思いを隠さず、昨オフの契約更改では今季終了後のポスティング移籍を球団に直訴。新型コロナウイルスによる自粛期間中も、「それは変わらない」と話していた。  同じく石川も昨オフの契約更改で、「いつになるかわからないけど、アメリカの方でやりたい、と球団に伝えました」と言っていた。今オフとは明言していないものの、32歳という年齢を考えれば早く行くに越したことはない。  しかし、今年は世界中がコロナ禍に見舞われ、メジャーは公式戦の試合数が昨年の162試合から60試合に大幅縮小。各球団の収入は大幅ダウンが必至。今季の損失を回収するだけでも、数年を要するという声すらある。  しかも、コロナの新規感染者数はいまだに増え続け、米国は日本以上に深刻な状況に陥っている。終息の兆しは全く立たず、メジャーではコロナ感染を恐れて、今季のプレーを辞退する選手が続出しているほどだ。  資金の問題に加えて、安全面でも不安がある以上、海を渡るのは簡単なことではない。有原と石川の不調は、メジャー挑戦の実現可能性が低くなったことによる意欲の低下も、影響しているのかも……。

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(2020/07/18)