新しい体験や場所が脳に与えるポジティブな影響|研究結果(ライフハッカー[日本版])
【リンク先抜粋】
最近はほとんどの人がGPS機能つきのスマホを携帯しています。
この研究では、それを利用して、3~4カ月の間、122人の被験者の日々の動きを追跡しながら、「今、どんな気分か報告してください」というメッセージを定期的に被験者に送りました。
その結果、新しい場所やさまざまな場所に行った日とその翌日は、幸福感が高まることがわかりました。どうやら「変化に富むこと」と「目新しいこと」が、気分を上向きにするようです。
この研究の共同執筆者でニューヨーク大学の心理学の教授でもあるCatherine Hartleyさんは、Inverseに次のように語っています。
気分が良い日の翌日は、あちこち動き回り、新しい体験や変化に富んだ体験をする可能性が高くなります。
また、その逆のことも言えます。
今日、新しい体験や変化に富んだ体験をたくさんするほど、今日だけでなく明日も気分が良くなります。
追跡調査として、半数の被験者の脳をMRIでスキャンしたところ、よく動き回って新しいことを探索した被験者ほど、脳の中で「新しさ」と「報酬」を処理する2つの領域が活性化していることがわかりました。
「このような調査結果から、物理的な環境を日常的に探索することを通して得られる新しい体験や多様な体験は、主観的な幸福感と相互にリンクしあっていると言えます」とHartleyさんはコメントしています。
わかりやすい言葉で言うと、幸福感が強いほど、新しいことを求めて行動することになると言えますが、新しいことを求めて行動するほど、幸福感を強く感じるとも言えます。