新型コロナウイルスの感染拡大は戦争? 村尾信尚さんの今を生きるメッセージ(25ansオンライン)

【リンク先抜粋】
パンデミック時代に自分は何ができるか。そう考える人も多いでしょう。まずは、相田みつをさんの「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」という言葉を心に刻むことが大切だと思います。皆がものを買い占めれば足りなくなる。でも、譲り合えば騒ぎにはならないのではないでしょうか。団結するためにも、誰一人取り残さないためにも、今、求められる精神だと思います。 そして、女性の皆さんにはぜひリーダーを目指してほしい。主要国の中で効果的な新型コロナ対策を実施しているドイツや台湾、ニュージーランドに共通するのはトップが女性であることです。ごく個人的な見解ですが、女性には物事を中長期的かつ多角的に捉えられる人が多いように思います。日本に女性議員が増えれば、その場凌ぎの経済対策でツケを次世代に回すなどということは起こらないのではないか、とさえ思います。パンデミックを契機に、日本の女性も国のリーダー、そして国連職員など世界を動かすリーダーになることを視野に入れてほしいです。 自営業や企業の管理職でリーダーシップを取る女性もいるでしょう。困難な時代に求められるのは、最悪の事態に備える力も必要ですが、楽観的であること。新型コロナ後の世界は、ネットを活用したビジネスや自然環境をキーワードに産業構造が大きく変わるでしょう。感染拡大に伴い休業などで減収を余儀なくされる人たちは辛いでしょうが、ピンチはチャンスでもあります。新たなニーズを掴み、ビジネスチャンスを見つければ明るい未来があると、前向きに考えてほしいです。あとはパッション(情熱)とコンパッション(思いやり)、そして少々のユーモアがあるリーダーも素敵ですね。 最後に、いわゆる組織のリーダーでなくても、社会を変えられることを忘れないでください。新型コロナの国の対策に不満を感じている? でも、それを所与のものとする必要はないのです。「こういう制度だからそのなかで生きよう」ではなく、自分が幸せになるために社会の仕組みを変える発想や行動を大切にしてほしい。この国は、有権者の投票行動と消費者の消費行動で変わるように制度設計されているのですから(談)。 PROFILE●村尾信尚(むらお・のぶたか)●関西学院大学教授。大蔵省主計局主計官やNEWS ZERO メーンキャスターを経て現在に至る。マスメディアの出演に加えて、高校生を対象にした「全国どこでも村尾塾」

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(2020/07/17)