東京五輪の競技日程を発表 全施設使用可能の見通し(日刊スポーツ)
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東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は17日、来年に延期になった東京五輪の競技スケジュールを発表した。開幕が7月23日と本来の24日から曜日を合わせて変更されたのを受け、競技もそれぞれ1日前倒しで調整。全施設を使える見通しがたち、この日組織委の森喜朗会長が国際オリンピック委員会(IOC)総会で報告した。競技スケジュールが固まり、史上初の延期五輪が開催に前進した。
【図表】東京五輪日程(2)
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東京五輪を目指す選手たちのターゲットが正式に決まった。組織委が目指した今年の予定と同一日程、同一会場が実現。すべてのスケジュールが今年と同じ曜日、日付では1日前倒しで行われる。テスト大会などを経て一部競技で開始や終了時刻を修正したところはあるが、基本的には詳細な時間もほぼ同じになる。
組織委では33競技、339種目を同じ日程で行うため、各施設の所有者と交渉を続けてきた。使用期間や補償問題など調整が必要な施設もあるが、使用に関しては合意。晴海の選手村、プレスセンターとなる東京ビッグサイトも含めて全施設で見通しが立った。
2年前の競技日程発表後に札幌会場に変更となった男女マラソンは、表彰式を国立競技場で行う。7日の女子、8日の男子ともに閉会式内で実施。競技会場では花束贈呈のセレモニーを行い、東京に移動してメダルを受ける。女子の表彰式を閉会式内で行うのは、五輪史上初となる。同じく札幌で実施される6日と7日の競歩も、表彰式は翌日に国立競技場で行われる。
東京五輪の日程は日本の有力競技がバランスよく配置され「毎日金メダル」も期待された。幕開けは開会式2日前、21日に福島あづま球場で行われるソフトボール、日本対オーストラリア。序盤は柔道、競泳などが行われ、後半はレスリング、空手などで金メダルラッシュもありそう。新型コロナで延期されたが、大会の「興奮スケジュール」は少しも変わらなかった。
○…競技スケジュールが決まったことで、販売済みチケットの払い戻しも行われる。観戦できなくなった人など希望者を対象としてものだが、詳細は未定。組織委では今秋以降に方法などを詳細を発表するという。五輪の観戦チケットは2回に渡って抽選販売を実施。今年4月には窓口販売も開始される予定だったが、新型コロナの影響で大会が延期となり、販売も見合わせていた。