行定監督「劇場」公開&世界配信「一生忘れない」(日刊スポーツ)

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新型コロナウイルスの影響で公開が延期された映画「劇場」(行定勲監督)が17日、映画館の公開と同日にAmazonプライムビデオで全世界配信された。同日、東京・渋谷のユーロライブで初日リモート舞台あいさつが行われ、主演の山崎賢人(25)と行定勲監督(51)が登壇した。 【写真】主演の坂口拓の首を斬りつける山崎賢人 「劇場」は当初、松竹の配給で4月17日に全国280館で公開予定も、公開6日前の4月11日に延期が決まった。公開が来年にずれ込む見通しとなった中、行定監督はAmazonから配信の話を持ち掛けられ、映画館での公開も認められたため、全国20館の単館系の映画館での上映と、同日の配信という取り組みに踏み切った。 行定監督は「少し、規模は縮小しましたが映画館で上映できる喜びを感じております。20年7月17日に、自分の新作が公開されたことを、多分、一生忘れないと思います」と笑みを浮かべた。日本映画製作者連盟(映連)の「最初に映画館のみで公開されたものを映画として認める」という規定から外れ、国内では映画として認められなくなった。それでも「僕は良かったと思う。コロナ禍で外に出ることを控える人が、作品に触れられる。(作品の)鮮度を持ったまま7月に公開できた」と話した。 山崎は「劇場で見て欲しい作品。初日を迎えられてうれしい」と、当初の予定から3カ月後に映画館で公開できたことを喜んだ。その上で、リモートで舞台あいさつを見ている客席が映る画面を見て「実際、こういう風に間隔を開けて見に来ている状況なんだとありがたく感じました。足を運んでいただき、ありがとうございます」と感謝した。 もう1人の主演の松岡茉優(25)は、ドラマ撮影中のため、登壇がかなわずビデオレターを寄せた。その中で、公開と同日の世界配信に至ったことについて言及。「いろいろな大人たちが悩んで、導き出した答えが単館系の上映と配信。新しい試み…これから映画はどうなるんだろうと思った。海外の方に、どの世界でも見てもらえると思ったら、すごく良いことじゃないかと私は思った。映画を愛する行定さんだから葛藤もあったと思う。20代中盤の私たちは、日本映画は元気だと…頑張るぞ!!」と理解を示した。 山崎は「こういう状況だからこそ、伝わることもある。全世界に伝わっていけば」と期待した。

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(2020/07/17)