19棟全半焼 放火の罪 消防団員の男に懲役12年の実刑判決(MBC南日本放送)
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鹿児島県奄美大島の龍郷町でおととし、空き家に火をつけ、住宅など19棟を全半焼させるなどした現住建造物等放火などの罪に問われている消防団員の裁判員裁判で、懲役12年の実刑判決が言い渡されました。
判決を受けたのは、龍郷町嘉渡の無職・松元裕太被告(30)です。判決などによりますと松元被告はおととし7月、2回にわたって自宅近くの空き家に侵入して火をつけ、隣接する住宅などあわせて19棟を全半焼させたものです。松元被告は「人が住んでいる家に燃え移るとは思わなかった」と起訴内容を一部否認していました。
17日の裁判で、鹿児島地裁の岩田光生裁判長は「現場近くに長年住み、延焼するかもしれないことを認識しながら出勤手当を得たいと行った身勝手で短絡的な犯行」とした一方、「放火については自首が成立する」などとして、懲役14年の求刑に対し、懲役12年の実刑判決を言い渡しました。