消防団員 11棟全焼させた罪 懲役12年の実刑判決(KKB鹿児島放送)

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 おととし、鹿児島県奄美大島の龍郷町で住宅など11棟を全焼させた罪に問われている消防団員の男の裁判員裁判で、鹿児島地方裁判所は懲役12年の実刑判決を言い渡しました。    判決を受けたのは、龍郷町嘉渡の無職・松元裕太被告(30)です。松元被告はおととし7月17日と19日の深夜に空き家に火を放ち、隣接する住宅5棟を含むあわせて11棟を全焼させたほか、空き家などの一部を焼いたとして現住建造物等放火などの罪に問われています。    鹿児島地裁の岩田光生裁判長は「木造の空家に火を放つということは周辺の住宅に速やかに燃え広がるおそれがあり、多くの命を失いかねない極めて危険な犯行」と述べました。また、「消防団員の一員として消火活動に参加したい、出動手当を得たいという身勝手かつ短絡的な動機で厳しい非難に値する」として、懲役12年の実刑判決を言い渡しました。

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(2020/07/17)