藤井新棋聖一問一答、AI時代も「盤上の物語の価値は不変」(産経新聞)
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16日に行われた「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第4局を制し、タイトル最年少獲得記録を更新した藤井聡太新棋聖(17)が記者会見を開き、喜びを語った。主な一問一答は次の通り。
【写真】小学1~2年生のころの藤井聡太新棋聖
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--初タイトル獲得の気持ち、最年少記録更新について
「まだ実感がないのですけれども、とてもうれしく思っています。タイトルホルダーとしてしっかりした将棋をお見せしていかなければならないと思います」
--今期を振り返って
「シリーズを通して勉強になるところが多かった。自分としても成長することができたと思います」
--(杉本昌隆八段への質問)師匠としての気持ちは
「タイトルというのは夢の舞台。(私の師匠は)東海地方にタイトルを持ち帰るのが悲願だった。私の師匠から見ると孫弟子の藤井がついに東海地方にタイトルを持ち帰ってくれる。感慨深いです」
--(藤井新棋聖に戻って)新記録についてどう思っているか
「最年少記録、自分としては意識するところはなかった。獲得できたことはうれしい結果です」
--コロナ禍で対局ができない期間が2カ月ほどあったが、対局再開からの成績は絶好調。理由は
「4、5月に対局が空きましたけれど、それで自分自身の将棋を見つめ直すことができたというのは良かったかなと思います」
--AIを普段の研究でどう使っているのか
「ソフトの読み筋の評価値をみて、自分の考えと照らし合わせる使い方が多いです」
--家族に何と伝えたいか
「いつも自分から結果を報告することはないんですけれど、対局はいつも見てくれていると思うので、こういう結果を出せてよかったなと思います」
--師匠には何と言いたいか
「師匠には入門の時からずっとお世話になってきました。一つ恩返しができたかな、と思っています」
--「将棋めし」にも注目が集まっている。きょう頼んだのは「みそ煮込みうどん」。地元愛を感じるが、どういう選択か
「えっと、あまり深い理由はないんですけれど、みそ煮込みうどんは愛知県の名物でもあるので、きょうの対局ではそれで結果を残せてよかったかなと思います」
--和服にも注目が寄せられている。きょうの和服について
「すみません、自分があんまり詳しくないので…」