女優のペットのアヒルを食べた農婦の罪の重さは? ネットで論争に(東方新報)

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【東方新報】中国の人気女優、王珞丹(Wang Luodan)のペットのアヒルの「吉吉(Ji Ji)」が、河南省(Henan)の農家の女性に連れ去られ食べられてしまった事件から、その女性の罪の重さをめぐってネットで議論が広がっている。  中国のSNS微博(ウェイボー、Weibo)で4348万人のフォロワーを誇る女優の王珞丹のアヒルが、河南省息県(Xi)の路上で女性に連れ去られ、王さんは今月3日、微博SNSアカウントで「アヒルを返してほしい」と発信した。  彼女がロケで長期出張中のことで、同僚の母親で、河南省息県の屋台経営者に、吉吉を預かってもらっていた時の事件だった。王さんが仕事で家を空けるときは、いつもこの屋台経営者にあずかってもらっていた。吉吉は、屋台の周りで散歩したり、昼寝したりして、経営者にもよくなついていた。だが、この日、経営者が目を離したすきに、通りすがりの女性に連れ去られたという。  さらわれる瞬間は監視カメラ映像にも映っており、王さんはその映像をSNS上で公開して、「この女性を探してくれたら、同じ大きさの北京ダックの真空パックを十羽分プレゼントして謝意をしめしたい」「ペットは飼い主にとって、唯一無二のパートナー」と投稿し、吉吉の返還を呼び掛けた。しかしながら、地元警察はその女性の所在を突き止めたとき、吉吉はすでに食べられてしまったことを確認した。  この吉吉は、コールダックと呼ばれるペット用に開発された高価なアヒル。ペットショップでは数千元から1万元(約15万円)以上もするそうだ。王さんの吉吉はファンの間では有名で、その影響でネットショップでは最近、コールダックに1万5000元(約23万円)の値段がついている。  この女性はすでに身柄を拘束されているが、窃盗罪で起訴されるべきかどうか、という問題がネットで論争を引き起こしている。  自分のものでない、アヒルを持ち帰って食べた行為自体は窃盗といえるが、中国の場合、窃盗罪を構成するには、盗まれたものの価値が客観的に1000元(約1万5300円)以上でないと、窃盗罪は成立しない。ペットショップの、コールダックの値段の相場が7000元(約10万6990円)だと仮定すると、窃盗罪としては3年以上の懲役が相当だという。  だが、ネットの一般大衆の反応は、アヒルを持ち去っただけで懲役3年はひどい!という

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(2020/07/16)