逆走で自殺図り巻き添えか~殺人で書類送検(RKB毎日放送)
【リンク先抜粋】
今年5月、福岡県福津市で車2台が正面衝突し、それぞれの運転手が死亡しました。
この事故をめぐって、片方の車が、自殺するために時速150キロで逆走していた可能性が浮上し、警察は16日、無職の男を殺人の疑いで書類送検しました。
事故は今年5月8日の深夜、福津市宮司浜の国道で起きました。これは、その数時間後に撮影された映像です。
事故の衝撃で横転した車、この車は、時速150キロものスピードで逆走してきた車と正面衝突しました。
画面の奥には暴走した車もかすかに映っています。
警察によりますと、運転していたのは、40歳の無職の男です。
周辺の防犯カメラの解析から男の車は200メートルほど手前から逆走を始めました。
そして、時速150キロもの猛スピードでそのまま軽乗用車に突っ込んだ可能性が浮上しています。
さらに……。
男が握っていたハンドルには喉に刺さる位置に刈り込みばさみが固定されていたといいます。
警察は、これらの状況から、男が自殺をはかって死亡し、ぶつけられた会社員の男性は、巻き添えになったと判断。男を容疑者死亡のまま殺人の疑いで書類送検されました。
あまりにも理不尽でむごい結末を迎えた男性。
私たちは、遺族に話を聞きました。
死亡した男性の親族は‐
「自殺っていうのは想定していなかった」「怒ったりイライラしたところで残された子供もいるし、亡くなった相手にエネルギーを使うより子供たちに普段の生活をさせる方に使いたい、相手のことは考えていない」
捜査幹部は、他の車を巻き添えにして自殺する事例は、「聞いたことがなく異例だ」と話しています。