東京で「舞台クラスター」発生…悩みながら稽古続ける道内劇団 北海道札幌市(HBCニュース)
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東京で「舞台クラスター」が発生し、不安が広がる中、演劇文化を絶やしたくないと、札幌の劇団は公演を目指して稽古を続けています。
「…悠然とドリブルしていってください。たぶん…みんなよけてくれます」(稽古のせりふ)
来月開幕する「札幌演劇シーズン」に向けた稽古です。2011年度から続くイベントで、今年は3つの劇団が参加します。
「手放しで喜べなかったですけどね。なんとかやりたいなという気持ち」(劇団yhs・南参代表)
東京では、舞台の出演者や観客が集団感染する「舞台クラスター」が発生しています。道内の劇団は、公演の中止が相次ぎ、資金面で苦しい状況に陥っています。
「若手の小さな劇団であればあるほど、活動していくのが、かなり苦しいんじゃないか。もうやめようと判断されてしまうということが、ここから何年も続いてしまうと、文化自体が、演劇人自体が減っていって…」(劇団yhs・南参代表)
「yhs」では、感染対策として稽古場に入る前に、非接触型の体温計で検温。表情の見えるプラスチックマスクで稽古し、こまめに換気、消毒を繰り返します。さらに…。
「片山ってこのとき…」(劇団yhs・南参代表)
「たぶん下手にいると思う」(パソコンからの声)
一部の役者はリモートで参加しています。すべては、安全に観客を迎え入れ、芝居を見てほしいという思いからです。
「目の前のお客さんの息をのむような空気だとか、笑い声だとか、拍手だとかを欲して、それがやみつきになってる人間がほとんど。演劇文化を絶やしたくない」(劇団yhs・南参代表)
今年の「札幌演劇シーズン」は、来月1日に開幕。客席を例年の半分に減らし、観客にもマスク着用などの協力を求めることにしています。