台北市100周年 日本統治時代に設置 記念イベント12月まで/台湾(中央社フォーカス台湾)
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(台北中央社)設置100周年を迎える台北市は、一連の記念イベントを12月まで開催する。日本統治時代に建立された寺院の跡地、西本願寺広場内の建物での特別展に加え、街歩きや市場、音楽会、講座なども催し、台北市の文化資産や街の風景を人々に伝えるという。
16日に開催されたPR記者会見に出席した柯文哲(かぶんてつ)市長は、台北は歴史ある都市だと言及。国際都市としても発展を遂げているとの考えを示し、民主的で自由、多様で開放的な価値観が台湾に広がっており、台北を形作っていると語った。
台北市文化局によれば、同市は日本統治時代だった1920(大正9)年、台湾総督府による地方制度の改正の際に設置された。市役所が置かれ、インフラ整備も進められ、近代化を遂げていった。
西本願寺広場樹心会館の特別展では、文物と映像技術を使って歴史を紹介する。異なるテーマのルートを複数企画し、講師によるガイドツアーも開催する。日本統治時代から残る西門紅楼ではレトロ市を催すほか、大稻埕や日本統治時代に「昭和町」と呼ばれた青田街や温州街エリアでもイベントが予定されている。
(李宛諭/編集:楊千慧)